続・これがいいのか悪いのか。

はい、みなさんこんにちは。

いよいよ8月に入りまして、灼熱の日々が続いておりますが

お住まい探しは順調でしょうか?

 

前回、仲介手数料が変わると言うお話をお伝えしましたが、

今回はどのくらい変わるのかを具体的な金額を出して

考えてみたいと思います。

 

令和6年6月30日までは物件価格が400万円以下の取引は

物件価格が200万円でも100万円でも 税込19.8万円(売主のみ)が上限金額でした。

※不動産売買の仲介手数料は、正確には取引金額の

200万円以下=5%、200万円超~400万円以下=4%

400万円超~=3% と

段階的に変わるので、今回は400万円以上の取引の場合の速算法を使って、

「取引価格 x 3% + 6万円 に消費税」 で計算してます。

 

それが令和6年7月1日以降は

物件価格800万円以下の取引であれば400万円でも100万円でも

上限金額が税込33万円になりました。

 

同じ400万円の物件の取引でも、手数料だけで

税込13.2万円の金額差が出ることになります。

 

空家等の流通を目的にしてますから、活発に市場を動かすため、

仲介手数料の上限を引き上げれば我々、仲介業者が動きやすくなる

…と言えばそうなんですが、

売主・買主の立場からすると売却・購入の費用負担が大きくなるので、

それはそれでどうなのかなと。

 

当社は不動産売却のご相談もお受けしてますが、

仲介手数料分の売主様の手残りが少なくなってしまいます。

物件価格が低くなればなるほど影響は大きくなります。

ともすれば 売却価格=仲介手数料 と言う案件も考えられます。

 

また、当社のお客様の中には、個人投資家と言いますか、

格安の物件を買われて、自分で直されて、賃貸で貸して家賃収入を得る

いわゆる収益物件を探されている方もいらっしゃいます。

その場合の「仕入れ」の金額が上がるわけです。

 

果たしてどんな動きになっていくのか、

まだ始まったばかりですので、しばらく様子を見ていきます。