【基礎知識】不動産査定の流れや費用、相場の計算方法①
1. 不動産査定の基礎知識
不動産査定とは、ある不動産の市場価値を不動産会社や専門家が算出することを指し、土地や建物、マンションやアパート、倉庫や事務所などの不動産を売却する際に行なわれるのが一般的です。
さらに、物件の状態や広さ、設備や立地条件、周辺環境などのさまざまな要素が考慮されます。
実際に不動産の訪問査定を行なう際には、不動産業者の査定を行なう担当者が、依頼主から不動産の状態に関してヒアリングを行ないます。
また、査定の種類として、簡単なデータだけで求める「簡易査定(机上査定)」と、不動産会社が現地を調査して行なう「訪問査定(詳細査定)」の2種類があります。ただし簡易査定(机上査定)は実際の不動産を見るわけではなく、限られたデータだけで判断するので、精度の高さには限界があります。
一方の訪問査定とは、不動産会社が実際にその不動産のある現地を訪れ、さまざまな査定項目を実際にチェックする不動産査定の方法で、詳細査定とも呼ばれます。
訪問査定では不動産会社がさまざまな項目を詳細に確認するので、査定結果が出るまでにはある程度の時間を要します。不動産会社にもよりますが、訪問査定から査定価格の提示までは1週間前後かかるのが通常です。