ライフラインのあれこれ。
はい、みなさんこんにちは。
ゴールデンウィークに突入しましたが
お住まい探しは順調でしょうか?
今回は備忘も兼ねて、お客様からご質問のあった
「下水道 v.s. 浄化槽」
「都市ガス v.s. プロパンガス」
このランニングコストについて触れていきたいと思います。
豊明市内には上記の比較条件になる物件が混在しています。
イメージ的に
「浄化槽とプロパンガス」は「下水道と都市ガス」よりランニングコストが高い
と言うのがありますが、実際はどうなんでしょうか?
では具体的にどの程度違いが出るのか解説です。
まず「下水道 v.s. 浄化槽」ですが
豊明市の場合、下水道料金は一般家庭(4人世帯)の二か月換算で
基本使用料を含めて概ね6,400円くらい。
これを6倍(12か月計算)で年額が38,400円。
一方、浄化槽ですが、法定点検と清掃が年1回ずつ。
これに保守点検を年4回ほど実施する必要があり、
総額で50,000円前後になる事例が多いです。
ここでの差額が年間12,000円。
月あたりだと1,000円ほど浄化槽利用の方が高い事になります。
次に「都市ガス v.s. プロパンガス」ですが、
これがなかなか複雑な計算になります。
まず特徴的な都市ガスとプロパンガスの違いに
「発生熱量」の違いがあげられます。
プロパンガスは都市ガスの約2.2倍の熱を生みます。
同じ温度にしようとした時に都市ガスだと
プロパンガスの2.2倍使わなきゃいけないと言う事になります。
では肝心な使用料金で比較すると、概ね1.7~1.8倍
プロパンガスの方が高い事例が多いです。
まとめると…
・都市ガスはプロパンガスと同じ熱量を生むために「2.2倍」量使用する。
・プロパンガスは都市ガスより「1.7~1.8倍」高い。
あれ?プロパンガスの方がお値打ちになるんじゃ…
熱量比較は化学的な数字の比較ですので、自然減衰は発生し得ます。
と言う事で、20%減衰すると言う仮定でお話をしますと
2.2倍 x 80% = 1.76倍 となります。
「使用量」と「使用料」の比率で考えた場合、
必ずしもプロパンガスの方が高いわけではないようです。
もちろん使用環境や契約条件によってはこの限りではありませんので
あくまで単純な比較でしかないですが。
で、結論
・浄化槽利用時は月1,000円くらい下水道利用より高くなる可能性がある
・都市ガスは使い方によって、プロパンガスと同じくらいのランニングコスト
と言う事になりそうです。
「浄化槽 プロパンガス」の組み合わせの物件は
広くてお値打ちな条件の物件に多く見られます。
検討中の物件が上記の条件でも、場所と広さと価格のバランスを重視した時は
そこまで気にしなくてもいいのでは?
と思います。
長々と失礼いたしました。
良いゴールデンウィークを!
ちなみに当店は休まず営業してます!!
ハウスドゥ豊明中央 五島